クローゼットの大掃除に役立つ、必要な服と不要な服の見分け方
年末といえば大掃除ですね。
面倒ではありますが、一度はじめると、いろんな所が気になってきます。
スタイリストとして、一番気になるのはやはり「クローゼット」です。
そこで今回は、スタイリストの視点から服の必要・不要の見分け方をご紹介します。
必要なもの、不要なものは自分に合ったルールで見分けるのがベスト
よく言われている必要・不要の見分け方のルールは「3年着なくなったものは処分」というものですね。
3年というルールは一般的な目安ではありますが、私はクローゼットの大きさ、買い物の頻度によって、個々に合わせたルールが必要だと感じています。
チェンジングミーでクローゼット診断を依頼して下さったお客様の例ですが、その方はクローゼットに収まりきらない洋服をお持ちの方でした。
クローゼットは、一般的な押し入れと同じくらいの大きさです。服は月に2~3着購入、1年に一回「3年着なかった服は処分する」というルールで不要なものを処分しているようでした。
カウンセリングをすすめていくと、普段着ている服は全体の3割ほど。あとの7割はほとんど着ない、もしくは忘れてしまっている服だということが分かりました。クローゼットの奥のものは取り出しにくいので、結局は取り出しやすい服をローテーションで着まわしていたようです。
そこで「3年間着なかったものを処分」を「2年着なかったものや今後1年間着そうにないものを処分」というルールに変更してもらいました。
そうすることで、全ての服がクローゼットに収まるようになり、大掃除での服の整理もスムーズに行えるようになったようです。
人によっては、「1年間着なかったものは処分する」「その服を着たくなくなった時点で処分する」という方もいらっしゃいます。
自分に合ったルールを持っている方のクローゼットは、すっきりとして見やすく、稼働率も高くなります。
私の場合は細かくルールを設定しています。「2年着ていない、来年も着そうにない、今の気分ではない」と、3つの条件が揃ったものは売ったり譲ったりして処理。「落ちないシミが付いたもの、取れない毛玉が付いたものなど、傷んでしまって着られないもの」は雑巾にしたり、捨てたりしています。
おすすめのルール例
◆1年以内に着そうなものは残す
もったいなく感じてなかなか処分するものが決められない方は、「何を残すか」と考えると整理が捗ります。一年以内に着そうなものを予想して必要なもの・不要なものを仕分けしましょう。
◆コーディネートが組めるアイテムが3着以上あるか
例えば、Tシャツ1枚を処分するかどうするか迷ったら、そのTシャツに対してコーディネートが組めるボトムを3着以上持っているか?というルールを設けます。これはお買い物する時にもおすすめしているルールです。
◆処分するか迷ったらとりあえず着てみる
しばらく着ていないアイテムは、なかなか判断がつきませんよね。見ているだけで分からなければ、着た方が早く判断できます。着てみてしっくりこなかったら処分を考えてもいいでしょう。
◆手放すか迷いすぎたら「保留ボックス」をつくる
「着ようと思ってもなかなか着る機会がない、手放すにはまだ決心がつかない」というアイテムがある場合、保留ボックスをつくっみましょう。保留ボックスには「1年以内に着なかったら処分する」というルールを設けます。
大掃除で一気にやるのは大変という方は、3か月に一回クローゼットを見直すなどのルールを作ってもいいですね。
自分の生活スタイルやペースに合わせて自分ルールを作って服の整理をしましょう。